校外授業でカレル・ゼマン展に行ってきました。
カレル・ゼマンは、イジー・トゥルンカ、ヘルミーナ・ティールロヴァーと並び
チェコ・アニメーションを創設した代表的作家のひとりです。
原画や絵コンテ、人形などの立体作品、アニメーション作品のDVD上映がされています。
とくに2階で上映されている、ゼマンのアトリエや映像制作の様子をまとめた映像は必見です。
カレル・ゼマンは、切り絵・人形・実写などの技法と、
あらゆる仕掛けを組合わせ、映像化しています。
「機関車を走らせる」という設定に対して、どのような表現方法があるでしょう?
たとえば、連続したイラストを少しづつずらして撮影(コマ撮り)することもでき、
何らかの素材で実際に機関車を作り走らせてしまうこともできます。
ゼマンは白煙と赤煙を炊き、その手前絶妙な位置に
自身で描いた機関車の切り抜きをセット!
その表現のミスマッチさこそゼマンの持つ
不思議さとユーモアを感じさせる魅力です。
ゼマンの発想力にはほんとうに感激してしまいました^^
すごーく大きな背もたれつきソファーに座り、
素敵なスケッチと愛着を感じる立体物に囲まれ 、
ゆっくりじっくり映像作品を鑑賞できるのも魅力的な美術館です。
夏休みにもちょっとかかっていますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
y.taniai
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カレル・ゼマン展 トリック映画の前衛 ‐チェコ・アニメ もうひとりの巨匠‐
2011年6月14日(火)~7月24日(日)
渋谷区立松濤美術館 〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14 TEL : 03-3465-9421 FAX : 03-3460-6366
★土日に合わせてイベントなども開催中です
松濤美術館HP http://www.shoto-museum.jp/index.html
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